コジマ大隊の第04、06、08MS小隊に配備された陸戦型MS。MSの実戦配備を急務とした地球連邦地上軍が、試作機ゆえに各パーツの品質基準が極めて厳しかったRX-78ガンダムの余剰部品を用いて製造した、一種の急造品である。当然、予備部品も含めて生産数は極めて少なく、破損したカレン機には陸戦型ジムの頭部を無理矢理取り付ける必要があったほどだ。そのぶん性能は良好で、装甲とジェネレーター出力はRX-78とほぼ同等。宇宙用装備とコア・ブロック・システムのかわりに、空母なしでも現地での武装交換が可能なウェポンコンテナラック、固定武装の胸部バルカンとマルチランチャーなどを備え、より実戦向きの機体に仕上がっている。また、MAXモードというリミッター解除システムも搭載されており、発動時には巨大MAすら受け止めるパワーを発揮することができた。